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文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻3号

2015年06月発行

文献概要

特集 進化と発生からみた生命科学

有袋類の繁殖戦略と特徴的な発生様式

著者: 若松義雄1 鈴木久仁博2

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科発生発達神経科学分野 2日本大学松戸歯学部教養学講座生物学

ページ範囲:P.217 - P.221

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 現在みられる哺乳類は,単孔類(原獣類),有袋類(後獣類),有胎盤類(真獣類)の三つの分類群のどれかに含まれる。これらの動物は異なる繁殖戦略を持ち,それを可能にする特徴的な発生様式を進化発達させてきた。本稿においては,有袋類の繁殖様式を概略すると共に,その独特の発生様式を解説する。また,筆者らが近年取り組んでいる有袋類の頭部神経堤と顎の発生について,これまで明らかにしてきたことを紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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