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文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻3号

2015年06月発行

文献概要

特集 進化と発生からみた生命科学

哺乳類における頭蓋構成の進化─Williston's Lawふたたび

著者: 小薮大輔1

所属機関: 1東京大学総合研究博物館

ページ範囲:P.246 - P.250

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 哺乳類が哺乳類型爬虫類の一群から起源した過程で,哺乳類型爬虫類において40個ほどの要素骨が構成していた頭蓋は,哺乳類で28個の要素骨に減少したことが知られている1)。これら10数個の骨は,哺乳類に至る系統で完全に進化的に喪失したと考えられてきた。しかし筆者の研究によって,失われたと従来考えられてきた骨は果たして本当に失われたのかが疑わしくなってきた2)。本稿では,哺乳類の頭蓋構造の進化についての新知見を振り返りながら,新たに拓けてきた哺乳類の頭蓋形態学研究のフロンティアについて紹介したい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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