icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻4号

2015年08月発行

文献概要

特集 新興・再興感染症と感染症対策 B.リケッチア

つつが虫病─忘れてはいけない命を脅かす感染症

著者: 小川基彦1 佐藤正明1

所属機関: 1国立感染症研究所ウイルス第一部第五室

ページ範囲:P.318 - P.321

文献購入ページに移動
 つつが虫病は,ダニの一種ツツガムシによって媒介されるリケッチア症である。患者は,汚染地域の草むらなどで,リケッチアを保有する有毒ダニに吸着され感染する。かつては山形県,秋田県,新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病であったが(古典型),戦後各地で発生が報告され,現在では北海道など一部の地域を除いて全国で発生がみられるようになった(新型)。

参考文献

1)Kawamura A, Tanaka H, Tamura A:Tsutsugamushi disease. Tokyo University Press, 1995
. 67:162-165, 2002
. 58:213-218, 1988
. 45:589-591, 1995
.75:359-364, 2001
6)須藤恒久:新ツツガ虫病物語.無明舎出版,秋田,1991
.15:505-510, 1987
.3968:28-36, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?