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文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻4号

2015年08月発行

文献概要

特集 新興・再興感染症と感染症対策 F.感染症対策

防疫─感染症対策の歩み

著者: 山田壮一1 西條政幸1

所属機関: 1国立感染症研究所ウイルス第一部

ページ範囲:P.356 - P.359

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 感染症は,過去から現在に至るまで,たびたびアウトブレイクという形で人々の脅威となってきた。現代のグローバル化社会においては特に,感染症はその発生地域だけで流行するわけでなく,遠く離れた地域へも広がる場合がある。そうした感染症の国内への侵入を防ぎ,また,国内流行を阻止するための対策(いわゆる“防疫”)が感染症の予防や制御において重要である。本稿では,そうした感染症に対する防疫と,その歴史的背景を含めた国際的および日本国内における取り組みについて概説する。

参考文献

. 35:1071-1072, 2002
2)深瀬泰旦:Ⅲ-2明治初年の種痘の状況.天然痘根絶史,pp276-283.思文閣出版,京都,2002
3)杉田玄端,箕作阮甫,坪井信良 他:疫毒予防説.洋書調所,1862
4)Bonita R, Beaglehole R, Kjellström T:Basic Epidemiology, 2nd ed, pp1-2. WHO, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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