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文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻4号

2015年08月発行

文献概要

連載講座 生命科学を拓く新しい実験動物モデル-4

アルツハイマー病の克服に向けた次世代型アルツハイマー病モデルマウスの開発

著者: 垣矢直雅1 斉藤貴志1 西道隆臣1

所属機関: 1理化学研究所脳科学総合研究センター神経蛋白制御研究チーム

ページ範囲:P.368 - P.374

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 医療技術の進捗・栄養状態の改善などにより,世界的に平均寿命の延伸が続いている。結果として社会が急速に高齢化へと移行し,老齢で有病率が高まる病気への対策が必須である。わが国の社会保障費・医療介護費が増加していることから,一刻も早い対応が望まれる。なかでも,加齢で有病率が高まるアルツハイマー病(Alzheimer's disease;AD)の克服は,今後迎える更なる高齢化社会を見据えたうえでも重大課題である。
 これまで,先人たちは幾多の病気と対峙し,その多くを克服してきた歴史がある。そして,AD克服に向けても無数の試行がなされてきている。しかし,いまだ根本的な予防・治療法の確立に至っていない。その原因の一つに,適切なADモデルマウスが存在していないことが挙げられる。

参考文献

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. 86:582-590, 2003
18)Alzforum web site:http://www.alzforum.org/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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