文献詳細
増大特集 細胞シグナル操作法
Ⅰ.分子からみたシグナル操作法 1.セカンドメッセンジャー
文献概要
cAMP(cyclic adenosine monophosphate)とcGMP(cyclic guanosine monophosphate)は細胞シグナルの制御における重要なメッセンジャーであり,様々な細胞機能の制御に関与している。cAMPはアデニル酸シクラーゼ,cGMPはグアニル酸シクラーゼにより産生され,共にホスホジエステラーゼにより分解される。これらの分子に対する阻害薬やsiRNA,または光遺伝学を用いた機能制御などにより,cAMP/cGMPシグナルを自由に操作することが可能である。本稿では,これらのcAMP/cGMPシグナル操作法について概説する。
参考文献
. 148:154-184, 2015
. 30:112-120, 2014
. 4:e05161, 2015
. 111:8803-8808, 2014
. 8:395, 2014
掲載誌情報