icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻5号

2015年10月発行

文献概要

増大特集 細胞シグナル操作法 Ⅰ.分子からみたシグナル操作法 1.セカンドメッセンジャー

cAMP/cGMPシグナル

著者: 西村有平1 田中利男1

所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科薬理ゲノミクス

ページ範囲:P.390 - P.391

文献購入ページに移動
 cAMP(cyclic adenosine monophosphate)とcGMP(cyclic guanosine monophosphate)は細胞シグナルの制御における重要なメッセンジャーであり,様々な細胞機能の制御に関与している。cAMPはアデニル酸シクラーゼ,cGMPはグアニル酸シクラーゼにより産生され,共にホスホジエステラーゼにより分解される。これらの分子に対する阻害薬やsiRNA,または光遺伝学を用いた機能制御などにより,cAMP/cGMPシグナルを自由に操作することが可能である。本稿では,これらのcAMP/cGMPシグナル操作法について概説する。

参考文献

. 148:154-184, 2015
. 30:112-120, 2014
. 4:e05161, 2015
. 111:8803-8808, 2014
. 8:395, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?