icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻6号

2015年12月発行

文献概要

特集 グリア研究の最先端 A.グリア機能の基礎研究

拡散性伝達によるアストロサイトの活性化

著者: 岩井陽一1 平瀬肇1

所属機関: 1理化学研究所脳科学総合研究センター神経グリア回路研究チーム

ページ範囲:P.551 - P.555

文献購入ページに移動
 アストロサイトは最も数の多いグリア細胞であり,高等脊椎動物においてその数はニューロンを上回る。アストロサイトは多数の突起を伸ばし,血管からエネルギー源を取り込み,シナプスで神経伝達物質を回収することが,古くから示されてきた。本稿では,近年の個体レベルの研究に焦点を当て,拡散性伝達によって活性化されるアストロサイトのGタンパク質共役型受容体(G protein-coupled receptor;GPCR)の脳機能における役割を概説する。

参考文献

. 30:3093-3100, 2010
. 2:E96, 2004
. 51:439-455, 1997
. 98:1964-1969, 2001
. 68:113-126, 2010
. 151:25-40, 2012
. 54:387-394, 2013
. 43:729-743, 2004
. 10:331-339, 2007
. 463:232-236, 2010
. 9:230, 2015
. 54:611-626, 2007
. 327:1250-1254, 2010
. 33:17404-17412, 2013
. 31:18155-18165, 2011
. 18:2789-2795, 2008
. 82:1263-1270, 2014
. 339:197-200, 2013
. 10:e1001259, 2012
. 109:E2832-2841, 2012
. 148:1039-1050, 2012
. 18:423-434, 2015
. 19:773-777, 2013
. 64:619-628, 1995
. 10:410-422, 2009
. 8:1078-1086, 2005
. 83:417-430, 2014
. 98:4148-4153, 2001
. 591:5599-5609, 2013
. 323:1211-1215, 2009
. 369:20130604, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?