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特集 記憶ふたたび
7.セル・アセンブリと記憶
著者: 櫻井芳雄1
所属機関: 1同志社大学脳科学研究科神経回路情報伝達機構部門
ページ範囲:P.32 - P.36
文献購入ページに移動 セル・アセンブリ(cell assembly)とは,心理学者Donald O. Hebbが1949年に仮説として提唱した神経細胞(ニューロン)の機能的集団である1)。ニューロン活動の記録もできなかった時代に心理学的考察から生まれた仮説が,現在もなお,というよりも現在更に,いっそう注目され,記憶の神経科学を牽引している。
参考文献
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3)櫻井芳雄:神経システムの機能発達.日本発達心理学会(編):脳の発達科学,pp56-66.新曜社,東京,2015
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5)Hebb DO:鹿取廣人,金城辰夫,鈴木光太郎,他訳:行動の機構─脳メカニズムから心理学へ(上・下),岩波書店,東京,2011
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