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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻2号

2016年04月発行

文献概要

特集 細胞の社会学─細胞間で繰り広げられる協調と競争 Ⅱ.上皮細胞の協調を制御する分子メカニズム

機械的刺激によるHippo-YAP/TAZ経路の活性化,生理作用,腫瘍進展メカニズムと意義

著者: 後藤裕樹1 西尾美希1 加藤稚子12 前濱朝彦3 鈴木聡1

所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所ゲノム腫瘍学分野 2九州大学大学院医学系学府生殖発達医学講座成長発達医学分野 3国立感染症研究所細胞化学部

ページ範囲:P.127 - P.131

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 細胞は隣の細胞と接すると接触阻止(コンタクトインヒビション)が起こり,増殖が停止する。悪性腫瘍ではこの現象が障害され,細胞増殖が無秩序に起こることがその特徴である。

参考文献

1)Nishio M, Goto H, Suzuki M, et al:The Hippo signaling pathway:a candidate new drug target for malignant tumors. In Nakao K(eds):Innovative Medicine:Basic Research and Development, pp79-94. Springer Japan, Tokyo, 2015
. 104:1271-1277, 2013
.251:428-435, 2014
4)西尾美希,三森功士,森 正樹,他:Hippo経路分子MOB1によるがん発症・進展制御とがん治療戦略.清木元治,他編:次世代がん戦略研究update がん基盤生物学─革新的シーズ育成に向けて─,pp200-205.南山堂,東京,2013
. In press
. 122:4505-4518, 2012
. In press

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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