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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻4号

2016年08月発行

特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦

Ⅰ.従来の主要な臨床試験の結果と考察

γセクレターゼ活性制御によるアルツハイマー病治療薬開発

著者: 富田泰輔1

所属機関: 1東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室

ページ範囲:P.286 - P.290

文献概要

 主に家族性アルツハイマー病(familial Alzheimer's disease;FAD)の遺伝学および生化学研究の成果から,アミロイドβタンパク質(amyloid-β peptide;Aβ)の産生にかかわる酵素γセクレターゼの阻害は発症機序に基づいた疾患修飾薬となることが期待されたが,第Ⅲ相治験において副作用のため中止された。本稿においては,γセクレターゼ活性制御による認知症治療・予防薬開発における最近の知見を述べる。

参考文献

. 2016 Mar 29. pii:e201606210. doi:10.15252/emmm.201606210
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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