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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻4号

2016年08月発行

文献概要

特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦 Ⅱ.分子標的治療の確立を目指して

変異タンパク質凝集体への治療的アプローチ

著者: 佐橋健太郎1 祖父江元12

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学 2名古屋大学大学院医学系研究科神経変性・認知症制御研究部

ページ範囲:P.296 - P.302

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 主に生活環境や栄養状態の向上,医療技術の進歩による平均寿命の延伸に伴い,神経変性疾患の罹患数,死亡数は漸増しており(図1),加齢が発症リスク要因として重要になっている。ただ,同疾患においては発症予防や早期診断に有用な,罹患リスク,疾患スクリーニング検査が確立しておらず,根本治療がない現状である。しかし,タンパク質凝集体による疾患発症など原因究明が近づきつつある。本稿では筆者らが携わっているポリグルタミン病の研究成果を中心に,その進捗状況を紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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