文献詳細
特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦
Ⅲ.新たな技術開発によるチャレンジ
パーキンソン病の遺伝子治療
著者: 村松慎一12
所属機関: 1自治医科大学内科学講座神経内科学部門 2東京大学医科学研究所遺伝子・細胞治療センター
ページ範囲:P.319 - P.322
文献概要
パーキンソン病は,神経疾患の中でも遺伝子治療の研究が最も進んでいる。その理由としては,①視床下核の深部脳刺激,視床の凝固術などの定位脳手術が確立している,②胎児細胞移植の臨床研究が行われている,③選択的ドパミン神経毒により運動症状を呈する動物モデルが作製可能で前臨床試験が行いやすい,などが挙げられる。
参考文献
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