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連載講座 生命科学を拓く新しい実験動物モデル-8
線虫を用いた神経変性疾患研究
著者: 三谷昌平1
所属機関: 1東京女子医科大学医学部第二生理学講座
ページ範囲:P.357 - P.362
文献購入ページに移動 神経疾患は多種あり,メカニズムも多様で,本稿ではそのうちの神経変性疾患に関して,モデル生物である線虫を用いたアプローチを紹介したい。線虫という下等生物を用いて本当に疾患がわかるのか,という素朴な疑問をお持ちになる方もおいでだとは思うが,現時点で多くの線虫を実験に使っているアプローチを紹介して,どのような特徴があるのか,また,どのようなメリットやどのような限界があるのかをお伝えできれば幸いと考えている。
参考文献
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2)Wood WB ed:The Nematode Caenorhabditis elegans. Cold Spring Harbor Laboratory, New York, 1988
3)三谷昌平編:線虫ラボマニュアル.シュプリンガー・フェアラーク東京,東京,2003
4)飯野雄一,石井直明編:線虫 究極のモデル生物.シュプリンガー・フェアラーク東京,東京,2003
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