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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅰ.循環器疾患・血液疾患

心疾患のバイオマーカー:臨床的意義と今後の展望

著者: 渡邉亮1 田中敏博1 磯部光章2

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科疾患多様性遺伝学分野 2東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科循環制御内科学分野

ページ範囲:P.376 - P.377

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 疾患を早期に発見し,的確に診断するうえでバイオマーカーは重要な役割を果たす。心疾患においては,心筋の収縮やエネルギー代謝にかかわる分子が心筋傷害のバイオマーカーとして現在用いられている。近年では,遺伝子の発現を転写後に制御するマイクロRNAが感度や特異性に優れた新たなバイオマーカーとして注目されている。本稿では,現在用いられている心疾患のバイオマーカーの臨床的意義とバイオマーカー研究の今後の展望について述べる。

参考文献

. 381:3-8, 2007
. 76:1251-1261, 1987
. 65:684-694, 1989
. 110:483-495, 2012
. 167:531-536, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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