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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

増大特集 病態バイオマーカーの“いま”

Ⅰ.循環器疾患・血液疾患

血管疾患におけるマトリックスメタロプロテアーゼ

著者: 青木浩樹1

所属機関: 1久留米大学循環器病研究所

ページ範囲:P.384 - P.385

文献概要

 マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)は,細胞外マトリックス(ECM)のリモデリングを担う主要なタンパク質分解酵素である。血管組織はECMを豊富に含むため,基質的血管疾患ではMMPが良い診断・病態バイオマーカーになる可能性がある。血中MMP濃度の測定だけでなく,疾患および部位特異性の向上を目指してイメージング手法も開発されつつある。血管疾患におけるMMPの役割解明が進むことで,バイオマーカーとしての意義も明らかになると期待される。

参考文献

. 45:849-857, 2007
2)Stather PW, Sidloff DA, Dattani N et al:Br J Surg. 101:1358-1372, 2014
3)Newby AC:Trends Cardiovasc Med. 17:253-258, 2007
4)Schäfers M, Schober O, Hermann S:J Nucl Med. 51:663-666, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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