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増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅱ.腎疾患
急性腎障害におけるバイオマーカー
著者: 土井研人1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院救命救急センター
ページ範囲:P.402 - P.403
文献購入ページに移動 急性腎障害(acute kidney injury;AKI)は2000年以降に提唱された新たな疾患概念であり,それまで急性腎不全(acute renal failure;ARF)と呼ばれていた病態に加えて,集中治療領域における多臓器不全の一分症も包括した,幅広い疾患スペクトラムを有する症候群である。なかでも早期診断と早期介入が強調され,血清クレアチニン濃度(sCre)上昇や尿量減少よりも鋭敏かつ正確な診断指標としてのバイオマーカーの開発が進められてきた。
参考文献
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