icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

増大特集 病態バイオマーカーの“いま”

Ⅱ.腎疾患

尿中NGALの由来,有用性,生物学的作用

著者: 石井輝1 森慶太1 柳田素子1 森潔23

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学 2静岡県立大学薬学部分子臨床薬理学 3静岡県立総合病院腎臓研究科

ページ範囲:P.404 - P.405

文献概要

 Neutrophil gelatinase-associated lipocalin(NGAL)は好中球分泌顆粒から発見された機能未知のタンパク質であったが,試験管内で腎分化誘導活性を有し,腎障害で最も発現が増加する分子の一つであることがわかった。本稿では,腎障害における尿中NGAL増加のメカニズム,腎疾患バイオマーカーとしての尿中NGALの有用性を解説する。また,全身各臓器に対するNGALの多彩な生物学的作用について述べる。

参考文献

.67:1233-1241, 2009
. 115:610-621, 2005
. 2016 In press
4)森 潔,向山政志,中尾一和:Ngalの病態生理学的意義.富野康日己,成田一衛,柏原直樹(編):Annual Review 腎臓2013,pp143-149.中外医学社,東京,2013
.99:1188-1193, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら