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増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅱ.腎疾患
尿中細胞外小胞(エクソソーム)と腎疾患
著者: 園田紘子1 池田正浩1
所属機関: 1宮崎大学農学部獣医薬理学研究室
ページ範囲:P.406 - P.407
文献購入ページに移動 代表的な細胞外小胞のサブセットであるエクソソームは,①細胞間の情報伝達を担っている,②由来する細胞が明瞭である,③細胞機能タンパク質を選択的に含んでいる,④細胞の状態に依存して生成されるなどの特徴を持つ。これらの特徴から臨床応用が期待されるために,この10年間,エクソソームを中心とした細胞外小胞研究は,著しく進展している。腎臓病学分野においても,尿中の細胞外小胞中の物質を腎疾患バイオマーカーとして応用する試みが,世界的に精力的に研究されている。
参考文献
. 30:255-289, 2014
. 17:pii:E957, 2016
.16:149-157, 2015
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