文献詳細
増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅱ.腎疾患
文献概要
特発性膜性腎症(MN)は,成人ネフローゼ症候群の主因の一つで,腎糸球体ポドサイトへ免疫複合体の沈着による細胞傷害が原因となる糸球体腎炎である。抗ホスホリパーゼA2受容体(PLA2R)抗体は,活動期の特発性MN患者の血中のみに認められ,その血中濃度は病勢と正相関することから,特発性MNの鑑別や治療評価に有用な血中バイオマーカーとして注目されている。
参考文献
. 361:11-21, 2009
. 27:1517-1533, 2016
. 19:653-660, 2015
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