文献詳細
増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅲ.代謝
文献概要
活性酸素の過剰産生による酸化ストレスは,感染,炎症,がんをはじめ,様々な疾患にかかわることが知られている。活性酸素は生体分子の化学修飾を起こし,その機能を改変することにより疾患病態の発現に関与することから,このような生体分子の修飾は酸化ストレスのバイオマーカーとして,診断や治療などの臨床応用が期待される。本稿では,酸化ストレスバイオマーカーの生成,機能,検出法について最新の知見を交えて概説する。
参考文献
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掲載誌情報