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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

増大特集 病態バイオマーカーの“いま”

Ⅲ.代謝

sLOX-1およびLOX-1に結合する変性LDL(LAB)

著者: 堀内清香1 垣野明美1 藤田佳子1 沢村達也1

所属機関: 1信州大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.426 - P.427

文献概要

 LOX-1は,変性LDLと結合し血管内皮機能障害,炎症,血管壁脂質沈着などを促進する動脈硬化進展促進因子である。LOX-1は様々な刺激により非常に急速に発現が亢進するタンパク質で,それが切断されて生じる可溶型LOX-1(sLOX-1)が,急性冠症候群などの診断に有用であることがわかってきた。また,リガンドである変性LDL(LAB)も測定法を工夫したことにより,動脈硬化性疾患のリスクの評価に有用であることが明らかとなってきている。

参考文献

. 386:73-77, 1997
. 23:439-445, 2012
. 112:812-818, 2005
. 56:550-558, 2010
. 440:157-163, 2015
. 540:9-18, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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