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文献概要
増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅳ.炎症・線維化
動脈硬化と高感度CRP(high-sensitive C-reactive protein)
著者: 髙橋伯夫1
所属機関: 1幸生会琵琶湖中央病院
ページ範囲:P.432 - P.433
文献購入ページに移動 酸化ストレスなどによる軽度の血管炎症が,動脈硬化病変の進展に重要な役割を演じることが明らかになり,それと平行して,その病態を評価するバイオマーカーとして高感度CRPが着目されてきた。他方,CRPは単なる炎症マーカーではなく,炎症の局所で炎症細胞上の受容体に結合して,細胞を活性化するなどして動脈硬化病変の形成にも積極的にかかわっていることが明らかになって,ますます動脈硬化との密接な関係が明確になってきた。
参考文献
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掲載誌情報