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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅳ.炎症・線維化

プロカルシトニンなど新規感染症マーカー:ICUにおける重症感染病態への有用性

著者: 志馬伸朗1

所属機関: 1広島大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門救急集中治療医学

ページ範囲:P.436 - P.437

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 感染に伴う炎症反応のバイオマーカーは,微生物所見と合わせ,感染症の診断,重症度/予後予測,更には抗菌治療効果や終了評価指標として利用される。古典的な白血球総数や左方移動,C-反応性タンパク質(CRP)の診断能は高くない。プロカルシトニン(PCT)とプレセプシン(P-SEP)は古典的マーカーよりやや優れた診断能を有するが,単独で用い得るほどではない。PCTの経過を評価し抗菌薬終了の指標とする試みがあり,治療効果を変えることなく抗菌薬投与期間の短縮に寄与し得る。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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