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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

増大特集 病態バイオマーカーの“いま”

Ⅳ.炎症・線維化

Sema4D/CD100と関節リウマチ

著者: 熊ノ郷淳1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫アレルギー内科学講座

ページ範囲:P.440 - P.441

文献概要

 セマフォリン分子群は従来発生過程の神経軸索誘導にかかわる因子として同定されたが,近年,血管新生,骨代謝,がんの転移,免疫など,多岐にわたる生理活性が次々と報告されている。なかでも免疫制御にかかわる一群は“免疫セマフォリン”と呼ばれ,様々な免疫担当細胞への作用を有している。また,多発性硬化症,全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE),アトピー性皮膚炎,がんなどの疾患への関与も示されている。本稿ではSema4D/C100の関節リウマチへの関与とバイオマーカーとしての知見を交え,免疫セマフォリンの機能および疾患との関連について述べる。

参考文献

. 13:802-814, 2013
. 17:1473-1480, 2011
. 13:621-631, 2000
. 67:1481-1490, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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