文献詳細
増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅳ.炎症・線維化
文献概要
肝線維化を血液マーカーにより診断する方法は古くから試みられてきたが,なかなか,実用に供すことができるマーカーが見つかることは少なかった。そのような中,診断能に優れた新規肝線維化マーカーが,相次いでわが国の研究室から報告された。一つは線維化に伴う糖鎖修飾の変化に注目して,最新の網羅的な検索により発見されたM2BPGiであり,もう一つは古典的な動物モデルでの検討から見いだされたオートタキシンである。
参考文献
. 3:1065, 2013
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掲載誌情報