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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅴ.がん

血中マイクロRNAによるリキッドバイオプシー

著者: 松﨑潤太郎1 落谷孝広1

所属機関: 1国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野

ページ範囲:P.450 - P.451

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 近年の免疫療法や分子標的治療薬などの化学療法を含めた集学的治療の発展により延命効果は著しいが,進行再発がんの治癒は依然として一部の症例に限られる。一方,早期に診断ができれば少ない負担でがんを根治できる時代を迎えている。そのため,がん死亡の減少に確実に寄与し得る新たな早期診断技術の開発が注目されている。将来のがん早期診断のためのバイオマーカーの有力な候補として期待されているのが血中マイクロRNAである。研究レベルでの血中マイクロRNAの診断精度は各国で良好な成績を挙げており,一刻も早い前向きな検証と臨床現場での実用化が望まれる。

参考文献

. 6:6716, 2015
. 107:326-334, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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