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増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅴ.がん
循環がん分泌小胞のバイオマーカー
著者: 植田幸嗣1
所属機関: 1がん研究会ゲノムセンターがんオーダーメイド医療開発プロジェクト
ページ範囲:P.452 - P.453
文献購入ページに移動 これまで,細胞が外部環境へ放出する物質といえば,サイトカインなど液性因子が主な機能性分子とされてきたが,近年の研究により,ナノスケールの微小分泌小胞エクソソームも細胞間分子情報伝達に重要な機能を果たしていることが明らかとなってきた。更に,産生元細胞の分子情報がコピーされたエクソソームを血液などの体液から採取,分析するリキッドバイオプシーは,がん診断の新しいツールとなりつつある。
参考文献
. 29:653-668, 2016
. 34:359-360, 2016
. 2016 Mar 31. doi:10.1001/jamaoncol.2016.0097. [Epub ahead of print]
. 32:490-495, 2014
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