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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

増大特集 病態バイオマーカーの“いま”

Ⅴ.がん

新しく臨床導入された中皮腫血液診断バイオマーカー:可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)

著者: 福岡和也1

所属機関: 1近畿大学医学部附属病院臨床研究センター

ページ範囲:P.464 - P.465

文献概要

 難治性悪性腫瘍である中皮腫の早期診断には,血液や体腔液診断に有用なバイオマーカーの開発が必要不可欠である。現在,可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)は,最も信頼性の高い中皮腫血液診断マーカーとして認識されている。わが国では,化学発光酵素免疫測定法による血清SMRP濃度測定キットが開発され,2014年,SMRPは中皮腫に対する新しい血液診断マーカーとして臨床導入された。

参考文献

. 10:3937-3942, 2004
. 362:1612-1616, 2003
.65:261-267, 2011
. 1:942-948, 2013
.68:177-183, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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