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増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅴ.がん
新しく臨床導入された中皮腫血液診断バイオマーカー:可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)
著者: 福岡和也1
所属機関: 1近畿大学医学部附属病院臨床研究センター
ページ範囲:P.464 - P.465
文献購入ページに移動 難治性悪性腫瘍である中皮腫の早期診断には,血液や体腔液診断に有用なバイオマーカーの開発が必要不可欠である。現在,可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)は,最も信頼性の高い中皮腫血液診断マーカーとして認識されている。わが国では,化学発光酵素免疫測定法による血清SMRP濃度測定キットが開発され,2014年,SMRPは中皮腫に対する新しい血液診断マーカーとして臨床導入された。
参考文献
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