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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

増大特集 病態バイオマーカーの“いま”

Ⅴ.がん

大腸がんバイオマーカーの現状と展望

著者: 内藤裕二1

所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学

ページ範囲:P.466 - P.467

文献概要

 大腸がんは世界的にも患者数は増加しており,早期発見,治療が生命予後を左右する。大腸がんの非侵襲的なスクリーニング法としては,血中因子と便中因子の検索が考えられる。これまで,免疫学的便潜血反応や血中CEAが臨床現場におけるマーカー検査として頻用されてきたが,早期発見,再発・予後予測などを目指すためには,新たなマーカーの開発が求められている。現在,便中の遺伝子マーカー,血中のペプチド,RNA,メチル化DNAなどが検証されており,今後の大規模な臨床試験に基づく高い精度での臨床応用が期待される。

参考文献

. 22:292-298, 2012
. 2015 Aug 26. doi:10.1136/gutjnl-2015-310101.[Epub ahead of print]
. S5. 005. 2015
. 65:990-1000, 2016
. 22:433-438, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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