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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅴ.がん

食道がんにおける血中PD-1,PD-L1,PD-L2の有用性

著者: 松原久裕1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院先端応用外科

ページ範囲:P.472 - P.473

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 食道がんにおいても,食道扁平上皮癌切除例におけるreal time PCRと免疫組織染色によりPD-L1とPD-L2が検討された。その結果,両者ともその発現の低い患者群と高い患者群の比較において高い発現群の予後が有意に不良であることが報告され,新たな免疫治療における標的であることが示された。リキッドバイオプシーの可能性を含め,血清中のPD-1,PD-L1,PD-L2について当科の食道扁平上皮癌での有用性を検討したところ,血清中PD-L1が予後判定のバイオマーカーとしての有用性が示された。

参考文献

. 11:2947-2953, 2005
. 107:726-733, 2016
. 2016 Apr 23. doi:10.18632/oncotarget.8956.
. 56:231-238, 2011
5)Akutsu Y, Murakami K, Hanari N et al:To be submitted

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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