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増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅴ.がん
前立腺特異抗原(prostate-specific antigen;PSA)
著者: 小林恭1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科泌尿器科学
ページ範囲:P.476 - P.477
文献購入ページに移動 前立腺特異抗原(PSA)は,全がん腫を通じて最も頻用されている腫瘍マーカーである。特異度の低さや集団健診への利用を疑問視する向きがあるなど問題点もあるが,がんの早期発見,リスク分類(予後予測),治療効果判定,治療後の再発フォローアップ,病勢の評価など,これほど診断から治療まであらゆる場面で必要不可欠な腫瘍マーカーは他に類をみない。本稿ではその現状と将来解決されるべき課題について論じる。
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11)日本泌尿器科学会:https://www.urol.or.jp/public/pca/america-prophylactic.html
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