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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅵ.精神・神経疾患 4.アルツハイマー病

認知症診断マーカーとしての脳脊髄液タウとリン酸化タウ

著者: 谷口美也子1 浦上克哉2

所属機関: 1鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センター 2鳥取大学医学部保健学科生体制御学

ページ範囲:P.492 - P.493

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 脳脊髄液中のタウタンパク質(タウと略す)の増加は脳内の神経細胞死を示していることから,神経変性疾患である認知症のバイオマーカーとして用いられている。多種多様の認知症を正しく鑑別し,正しく対処するために,CSF中のタウの動態は注意深く検証する必要がある。近年では脳内のタウを可視化する手法の開発や,タウをターゲットとする治療薬の開発なども進められており,今後更に注目されるマーカーとなるであろう。

参考文献

. 158:134-140, 1998
. 50:150-156, 2001
. 23:363-370, 2002
. 61:95-102, 2004
. 78:47-54, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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