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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅵ.精神・神経疾患 5.パーキンソン病

パーキンソン病とαシヌクレイン

著者: 髙橋良一1 山田正仁2

所属機関: 1富山県立中央病院神経内科 2金沢大学大学院医薬保健学総合研究科脳老化・神経病態学(神経内科学)

ページ範囲:P.494 - P.495

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 パーキンソン病(PD)は安静時振戦,筋強剛,姿勢反射障害,動作緩慢を臨床的特徴とし,黒質緻密部のドパミン作動性ニューロンが選択的に障害される神経変性疾患である。PDでは中枢神経系において多数のLewy小体が出現する。その主成分はαシヌクレイン(αS)で,そのほとんどが不溶性の線維から成る。αSは病態形成に関与し,治療薬開発のターゲットとなるタンパク質であると同時にバイオマーカーとしての役割が期待されている。本稿では,PDのバイオマーカーの現状についてαSを中心に概説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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