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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻5号

2016年10月発行

文献概要

増大特集 病態バイオマーカーの“いま” Ⅵ.精神・神経疾患 6.神経・筋変性疾患

筋ジストロフィー病態におけるオステオポンチンの意義

著者: 倉岡睦季1 武田伸一2

所属機関: 1国立精神・神経医療研究センター神経研究所遺伝子疾患治療研究部 2国立精神・神経医療研究センター神経研究所

ページ範囲:P.496 - P.497

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 デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)に対する治療法開発に伴い,治療効果をモニターする新規バイオマーカーの開発が必須となっている。ヒト・オステオポンチン(OPN)遺伝子の遺伝子多型は,DMDの重症度と強くかかわる修飾因子として指摘されてきたが,筆者らは,重症で進行性の経過をたどる筋ジストロフィー犬を用いた解析から,血中OPNは病態を反映する候補因子の一つであり,ことに筋再生を指示する新規バイオマーカーである可能性を指摘した。

参考文献

. 25:184-198, 2015
. 8:95-103, 2014
. 21:569-578, 2011
. 3:2183, 2013
. 186:1302-1312, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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