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特集 時間生物学の新展開
末梢概日時計システム
著者: 八木田和弘1
所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科統合生理学
ページ範囲:P.522 - P.526
文献購入ページに移動ただ,現在では広く受け入れられている末梢時計という概念であるが,その歴史はそれほど古いものではない。末梢時計の概念確立には,1997年の哺乳類における時計遺伝子の同定が深くかかわっている。しかし,それ以前にも視交叉上核以外の組織における概日リズム解析の研究があり,それらの知見の蓄積があったからこそ,その上に末梢時計の概念が速やかに体系化されたと言える。
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