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文献詳細

雑誌文献

生体の科学67巻6号

2016年12月発行

文献概要

特集 時間生物学の新展開

こころの時間とαリズム

著者: 北澤茂1

所属機関: 1大阪大学大学院生命機能研究科

ページ範囲:P.579 - P.583

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 「心理物理学的時間量子」という言葉にどんな印象を持たれるであろうか。こんな言葉を口にする人は,とりあえず避けたほうが無難かもしれない。しかし,1967年のScience誌に掲載された論文1)には「心理物理学的時間量子」という言葉が登場している。その論文の中で,Kristofferson1)は,およそ10Hzの周期的な脳活動であるαリズムが,こころの時間の“量子”=“整数化された最小単位”を定義していると主張した。われわれの意識に上る時間=こころの時間には,最小単位が存在するのであろうか。また,その最小単位はαリズムによって区切られているのであろうか。まずは,19世紀末の前史に遡ろう。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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