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特集 大脳皮質—成り立ちから機能へ
文献概要
大脳皮質は,様々な種類(サブタイプ)のニューロンから構成され,複数のサブタイプが集まって組織学的に6層から成る多層構造を形作る(6層構造を呈するのは正確には大脳皮質のうちの新皮質と呼ばれる部分であるが,本稿では簡略化して大脳皮質と称する)。それぞれサブタイプは,細胞の形態,神経線維連絡様式,発現する遺伝子の種類などにおいて各々特有の特徴を有する1-3)。
大脳皮質ニューロンのサブタイプは,Cajal-Retziusニューロンや抑制性ニューロンなどの例外を除き,基本的には共通の神経前駆細胞から時期依存的に次々と生み出される。すなわち,6層のなかで最も深い位置にある層のサブタイプが最初に生まれ,次にそのすぐ上(表層側)にある層のサブタイプが生まれる。この過程を繰り返して,全体の6層構造が下から積み上がっていくようにして構築される。この特徴的な構築形式は,inside out様式と呼ばれている。
大脳皮質ニューロンのサブタイプは,Cajal-Retziusニューロンや抑制性ニューロンなどの例外を除き,基本的には共通の神経前駆細胞から時期依存的に次々と生み出される。すなわち,6層のなかで最も深い位置にある層のサブタイプが最初に生まれ,次にそのすぐ上(表層側)にある層のサブタイプが生まれる。この過程を繰り返して,全体の6層構造が下から積み上がっていくようにして構築される。この特徴的な構築形式は,inside out様式と呼ばれている。
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