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文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻1号

2017年02月発行

文献概要

特集 大脳皮質—成り立ちから機能へ

大脳皮質層ニューロンの分化と統合メカニズム

著者: 當麻憲一1 花嶋かりな1

所属機関: 1理化学研究所多細胞システム形成研究センター大脳皮質発生研究チーム

ページ範囲:P.19 - P.23

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 われわれヒトを含む哺乳類の大脳皮質は,分子発現や細胞の形態,軸索投射,発火パターンにより特徴づけられる6層の神経細胞層から構成されている。大脳皮質神経回路の機能発現には,その構成単位である各層ニューロンの多様化,言い換えれば個性の獲得が鍵を担っていると言えるが,発生過程においてニューロンの個性はどのように生み出されるのであろうか? 本稿では,神経幹細胞から多様なニューロンが分化し,最終的に6層構造を構築していく過程を制御する内因性および外因性機構について最新の知見を踏まえながら考察していく。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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