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特集 核内イベントの時空間制御 Ⅳ.イメージング解析
核内RNAのバイオイメージング
著者: 山田俊理1
所属機関: 1東京大学アイソトープ総合センター研究開発部門
ページ範囲:P.243 - P.246
文献購入ページに移動 核内におけるRNAがかかわる事象(転写やプロセッシングなど)は古くから研究がなされており,関与する因子や基本的な分子メカニズムについては生化学的に明らかにされていることが多い。しかしながら,生きた細胞内において,転写やプロセッシング,細胞質への輸送といった現象を実際に観察すると,従来提案されたモデルでは説明がつかず,複雑な制御を受けていることが見えてきた。この遺伝子発現制御の素過程の観察を可能にする技術がRNAの蛍光標識技術である。本稿では,RNAを蛍光標識する技術を前半で紹介し,その応用例を後半で解説する。
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