icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻3号

2017年06月発行

文献概要

特集 核内イベントの時空間制御 Ⅵ.感染と核内構造ダイナミクス

ボルナウイルスと核内構造

著者: 平井悠哉1 朝長啓造2

所属機関: 1大阪歯科大学生物学教室 2京都大学ウイルス・再生医科学研究所ウイルス感染研究部門RNAウイルス分野

ページ範囲:P.261 - P.265

文献購入ページに移動
 ウイルスは宿主細胞を利用して自身の増殖を行う感染性の粒子であり,感染細胞においてゲノムの複製を行う際には,しばしばそのウイルスに特異的な細胞内構造体を形成する。ボルナウイルスは宿主細胞の核で転写・複製を行うRNAウイルスの一種であり,核内に特異的な構造体を形成する。本稿では,ボルナウイルスが核内に形成する構造体の構造の詳細,および宿主因子との相互作用を概説する。

参考文献

. 4:491-500, 2002
. 27:295-306, 2011
. 11:492-503, 2012
. 291:25789-25798, 2016
. 87:12339-12348, 2013
. 75:8742-8751, 2001
. 96:3198-3203, 2015
. 13:95-101, 2011
. 35:467-478, 2009
. 33:717-726, 2009
. 106:2525-2530, 2009
. 19:347-359, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?