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特集 血管制御系と疾患
血管・リンパ管の発生と再生医療・幹細胞研究
著者: 山下潤1
所属機関: 1京都大学iPS研究所増殖分化機構研究部門幹細胞分化制御
ページ範囲:P.285 - P.289
文献購入ページに移動 血管は,血液や酸素,種々の因子や栄養素などを運ぶ単なる管ではなく,様々な形で周囲の組織と相互作用しあい,発生過程,臓器形成・維持や病態形成過程などにおいて多彩な役割を果たし,ヒトの生老病死のすべてに深く関与している。例えばがんの進展,予後を左右する血行性およびリンパ行性転移は,まさに血管・リンパ管新生がその中心的役割を果たしている。
本稿では,こうした血管の発生・新生のメカニズム,特に血管細胞の分化・多様化の機構について概説する。また,ヒトiPS細胞研究,特に臓器組織形成や疾患モデル構築における血管細胞の意義についても考察する。
本稿では,こうした血管の発生・新生のメカニズム,特に血管細胞の分化・多様化の機構について概説する。また,ヒトiPS細胞研究,特に臓器組織形成や疾患モデル構築における血管細胞の意義についても考察する。
参考文献
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掲載誌情報