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文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻4号

2017年08月発行

文献概要

特集 血管制御系と疾患

リンパ管新生とがん転移─VEGFファミリーに着目して

著者: 平川聡史1

所属機関: 1浜松医科大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.295 - P.298

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 血管は個体の発生と維持に必須であり,がんや炎症などの疾病においても重要な役割を果たす。このため,血管新生の分子機構は各領域において精力的に解明されている。一方,リンパ管に関する研究は血管に比べると立ち後れていた。しかし近年,リンパ管の発生や病態に関する分子機構が研究され,次第にリンパ管の重要性が明らかになり始めた。本稿では,研究領域が拡大しつつあるリンパ管新生において,その中心となるVEGFシグナルに焦点をあて,がんをはじめとする病態におけるリンパ管新生の役割を概説する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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