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特集 血管制御系と疾患
もやもや病─疾患感受性遺伝子とバイオマーカー
著者: 藤村幹1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科神経外科学分野
ページ範囲:P.355 - P.357
文献購入ページに移動 もやもや病は,両側内頸動脈(internal carotid artery;ICA)終末部と付近の頭蓋内主幹動脈が進行性に狭窄・閉塞し,代償性に異常血管網の発達を認める疾患である1,2)。小児や若年成人の脳卒中の原因として重要な疾患であるが,その原因はいまだ不明である1)。近年,もやもや病の疾患感受性遺伝子RING finger protein(RNF)213 が発見され,本疾患の基礎研究が新たな局面を迎えている3,4)。本稿では,疾患感受性遺伝子ならびにバイオマーカーについての最近の知見を紹介し,もやもや病発症の機序について考察する。
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