icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻5号

2017年10月発行

文献概要

増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅰ.見る,観る,視る

走査型プローブ顕微鏡による生細胞の超解像イメージング

著者: 高橋康史1

所属機関: 1金沢大学理工研究域電子情報学系

ページ範囲:P.382 - P.383

文献購入ページに移動
 原子間力顕微鏡(atomic force microscopy;AFM)をはじめとする走査型プローブ顕微鏡は,基板上に固定化したタンパク質やDNAを非標識でイメージング可能であり,測定の高速化により,ダイナミックな動きを捉えることもできる。しかし,生細胞の計測では,プローブと試料との物理的な接触が課題とされている。本稿では,細胞近傍の化学物質の濃度プロファイルを捉える走査型電気化学顕微鏡(SECM)と,光の回折限界を超えた解像度で生細胞の形状測定が可能な走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)に関して,最近の動向を紹介する。

参考文献

. 108:2554-2584, 2008
. 89:342-357, 2017
. 109:11540-11545, 2012
. 67:439-445, 2017
. 6:279-281, 2009
. 197:499-508, 2012
. 2:616-619, 2000
. 327:1653-1657, 2010
. 10:6915-6922, 2016
. 50:9638-9642, 2011
. 10:3214-3221, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?