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増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅰ.見る,観る,視る
分子モーターの1分子イメージング
著者: 飯野亮太1
所属機関: 1自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター・分子科学研究所
ページ範囲:P.388 - P.389
文献購入ページに移動 分子モーターのダイナミックな動きを可視化する1分子イメージングのプローブには,蛍光色素(小さなプローブ)やポリスチレンビーズ(大きなプローブ)がよく用いられており,両者には相補的な利点と欠点がある。筆者らは第三のプローブとして,金ナノ粒子や金ナノロッドを利用している。これらの金ナノプローブは,小さなプローブと大きなプローブの利点を併せ持ち,分子モーターの自由な速い動きをマイクロ秒の時間分解能とナノメートルの位置決定精度で追跡することが可能となる。
参考文献
1)Spies M, Chemla YR(eds):Methods in Enzymology 581, Elsevier, 2016
2)Spies M, Chemla YR(eds):Methods in Enzymology 582, Elsevier, 2017
. 98:2014-2023, 2010
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. 12:290-297, 2016
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