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文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻5号

2017年10月発行

文献概要

増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅰ.見る,観る,視る

ラマン散乱顕微鏡を用いた生細胞イメージング

著者: 藤田克昌1

所属機関: 1大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻

ページ範囲:P.396 - P.397

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 ラマン散乱は分子の振動を検出できるため各種物質の分析に利用されてきた。しかし,長時間の測定を必要とすることから,生きた細胞などの観察には利用されてこなかった。近年,光検出光学系の高感度化が進み,ラマン散乱を用いたバイオイメージング技術が発展している。なかでも無標識での分子分析による細胞の分別,細胞状態の可視化,また蛍光標識不可能な小分子など,従来の光学観察技術の適用範囲外にあった対象の観察が可能になってきた。

参考文献

. 8:677-692, 2013
. 109:28-32, 2012
. 5:11358, 2015
. 6:37562, 2016
. 133:6102-6105, 2011
. 112:4558-4563, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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