文献詳細
増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
文献概要
遺伝子工学により,特定の細胞種をキナーゼ活性モニター可能なFRETプローブでラベルした動物と,脳内に刺入できる多色蛍光に対応した顕微内視鏡を用いることで,脳内の特定の細胞群のキナーゼ活性をリアルタイムに長期間,自由行動下に観察することが可能になった。これら技術は,各種行動や疾患の背景に存在するキナーゼ活性の詳細な解析を可能にするため,様々な脳研究に応用されることが期待される。
参考文献
. 26:359-370, 2015
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掲載誌情報