icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻5号

2017年10月発行

文献概要

増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅱ.見えなかったものを視る

酸化ストレス分子の蛍光プローブ

著者: 平山祐1

所属機関: 1岐阜薬科大学薬化学研究室

ページ範囲:P.438 - P.439

文献購入ページに移動
 酸化ストレス研究は既に成熟期を迎えているように思える。しかしながら,酸化ストレスを化学反応の観点からみた場合,従来の研究手法では“活性酸素種”を化学種別に議論しているものは極めて少ない。すなわち,生体が酸化ストレスにさらされた際,どんな化学種が発生し,機能するのか,この点はまだ議論の余地が多く残されている。生体内で発生する活性酸素種を化学種選択的に検出するには,それぞれに対応した特殊な化学反応を利用する必要がある。本稿ではこうした化学反応を利用した蛍光ツール分子(蛍光プローブ)について紹介する。

参考文献

. 278:3170-3175, 2003
. 45:2976-3016, 2016
. 137:6837-6843, 2015
. 133:10629-10637, 2011
. 4:1250-1256, 2013
. In press, doi:10.1039/C6SC05457A

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら