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文献詳細

雑誌文献

生体の科学68巻5号

2017年10月発行

文献概要

増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅱ.見えなかったものを視る

IP3センサー

著者: 谷村明彦1

所属機関: 1北海道医療大学歯学部薬理学分野

ページ範囲:P.448 - P.449

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 多彩な時空間的特徴を持つCa2+シグナルを発生させる情報伝達分子であるイノシトール1,4,5-三リン酸(IP3)の可視化を目的に,IP3受容体のリガンド結合ドメインに蛍光タンパク質を結合させたFRET型の蛍光センサーが開発された。このセンサーを使ったCa2+とIP3の同時解析によって,Ca2+オシレーションの発生機構が明らかにされつつある。今後のIP3センサーの進歩に有用な知見や技術が生まれている。

参考文献

. 284:8910-8917, 2009
. 10:e0125601, 2015
. 114:1456-1461, 2017
. 123:2292-2298, 2010
. 17:1509-1512, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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