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増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす Ⅳ.狙ったものを動かす
光作動性転写因子を用いた遺伝子発現制御
著者: 今吉格1
所属機関: 1京都大学大学院生命科学研究科生体制御学
ページ範囲:P.496 - P.497
文献購入ページに移動 フランシス・クリックをはじめ先鋭的な研究者によって,生命科学研究への光操作技術の応用の可能性は,これまで数多く指摘されてきた。光作動性のイオンチャネルやイオントランスポーターを使用した,いわゆるオプトジェネティクスの普及が契機となり,現在では,様々な細胞機能を光操作できるツール開発が爆発的な勢いで進行している。しかしながら,遺伝子発現の光操作技術はまだまだ発展途上であり,多くの研究室で幅広く使用されているとは言い難いのが現状である。
参考文献
. 342:1203-1208, 2013
. 82:9-23, 2014
. 9:266-269, 2012
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